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おおのぎ眼科

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木・土
午前9:00〜13:00
手術日
水曜日午後
※一般診察は手術終了後に開始します。
休診日
日曜日・祝日・木曜日午後・土曜日午後

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涙道ニュース

第6号:精密涙分泌検査法による流涙症検査(平成13年6月14日発行)

今回、”流涙症”に対する諸検査について紹介します。
(1)精密涙分泌検査法と、(2)導涙機能検査法に大別されますが、本号では、その前編として、精密涙分泌検査法について述べます。

(1)精密涙分泌検査法

1)濾紙法:
幅5mm、長さ35mmの濾紙を、下結膜嚢中央部に挿入し、閉瞼させる。5〜10秒後に、濾紙を取り除き、濡れの長さを濾紙の先端より計測する(図1)
2)綿糸法:
綿糸を下結膜嚢中央部に挿入し、閉瞼させる。5〜10秒後に、綿糸の濡れを先端から計測する。3回連続して計測する(図2)
3)涙液メニスカス高さの測定:
細隙灯顕微鏡下で、下眼瞼縁と眼表面との間隙に形成されるメニスカス(涙三角)を測定し、涙液の貯留量を推定する(図3)
4)蛍光色素残留テスト:
涙液メニスカスを経時的にビデオ記録し、その色素残留の程度を流動態学的に比較・判定する(図4)

図1:濾紙法
図1:濾紙法

図3:涙液メニスカス高さ(5分後)
図3:涙液メニスカス高さ(5分後)

図2:綿糸法
図2:綿糸法

図3:蛍光色素残留テスト(45分後)
図4:蛍光色素残留テスト(45分後)

こうした諸検査を踏まえた上で、“流涙症”に対する正確な診断を下すことに役立てております。

次号(導涙機能検査法について)へ続く

 

平成13年6月14日
おおのぎ眼科